訪問介護 生活援助
こんにちわ。
訪問介護事業所にてサービス提供責任者として働くアラフォー男性〈まめ〉です。
今日は訪問介護のお仕事、生活援助についてお話ししたいと思います。
生活援助には、生活援助2と生活援助3のサービスがあります。
生活援助2は30分以上44分未満
生活援助3は45分以上
と、時間によって報酬がかわります。
報酬についてはまた、別の機会にお話ししたいと思います。
サービスの内容としては、身体に触れない日常生活の支援となります。
掃除、洗濯、一般的な調理、ベッドメイク、シーツ交換、衣類の整理、衣類の補修、買い物代行、薬の受け取りなどとなります。
掃除に関しては、日常の掃除となっており、屋外の窓拭きや玄関先の掃除などはサービスとして認められていません。
また、同居家族のいる場合や、家族の支援が期待できるお宅では、掃除自体が認められない場合があります。
担当ケアマネージャーのケアプランをしっかりと確認する必要があります。
洗濯は普通に洗濯です。ご本人様の衣類、シーツなどを洗濯します。
ほんの少しだけだからと同居家族の洗濯などを一緒にすることは一切認められていません。
調理に関しても同じです。ついでに家族の分などは一切認められていません。
また、特別な調理も認められていません。
正月料理や医師の指示がある病人食などが認められていません。
ベッドメイクに関しても普通にシーツを交換するなどの支援です。
生活援助中心でケアに入る利用者様には少ないですが、褥瘡の危険性などがあるため、シーツにしわを作らないようにするなどの配慮が必要です。
衣類の整理などは季節の変わり目に少しある程度と思っていましたが、実際には自分で洗濯、取り込みまでは行えるが心疾患の影響でしゃがめない方などに支援が必要です。
買い物代行についても、色々と細かいルールがあります。
日常生活に必要な物のみ認められています。
また、最短距離で行けるところとも指示されることがあります。○○スーパーで特売だからなどもお聞き出来ない場合が多々あります。
酒、煙草などの嗜好品は禁止されています。
病院から処方される薬の受け取りは認められていますが、市販薬の購入は禁止されています。
サプリメントなど判断に迷うときもありますが、そんな時には担当ケアマネージャーや事業所に確認する必要があります。
全てのサービス内容について、困った時や迷った時は、必ず事業所、サービス提供責任者に確認を行い、担当ケアマネージャーに確認してもらうことが大切です。
介護保険制度を利用し、税金で大半の報酬を頂いている以上、お手伝いさんになってしまわないよう、常日頃から報告、連絡、相談を徹底する必要があります
訪問介護サービス提供責任者の1日
こんにちわ。
訪問介護事業所にてサービス提供責任者として働くアラフォー男性<まめ>です。
今日は私の働く事業所での1日を紹介します。
ある1日の流れ
8:00 出社~1日の予定の確認
9:00 訪問 1件目 (ケア時間30分)
デイサービスに通われている90代男性の排泄介助(リハビリパンツの交換・更衣介助)
デイサービスの送迎車が迎えに来るまでに準備をおこない、玄関先まで見送りをします。
このとき、体調に変わりがないかなどをデイサービスの職員に引き継ぎを行います。
2件目 (ケア時間60分)
独居男性宅での調理介助。
本人の希望を確認しその日の昼食と夕食の準備をおこないます。
この日はとんかつ(キャベツの千切り添え)、味噌汁、小松菜のお浸しを2食分準備させていただきました。
13:00 ちょっと遅めのランチタイム
14:00 モニタリング
実際に利用者様のお宅に伺い、現状の確認と相談を受けに行きます。
このときにケアマネージャーに報告するための報告書を作成します。
15:00 事業所訪問
ケアマネージャーの事業所に伺い、モニタリング時の報告書などを提出。
利用者様が困っていることや、介護者が困っていることなどを報告し、ケアプランに変更などが無いかを確認。
また、この報告を行いながら、新規利用者などがいていないか?などの営業活動を行います。
16:00 事務所内事務作業
先のモニタリング報告書の作成や、ケアプランに変更があった際など訪問介護計画書の作成をおこないます。
また、介護保険の認定更新などある利用者様の訪問介護計画書の作成や、モニタリング時に聞き取りをした内容などをアセスメントシートに書き起こしたりなど主にデスクワークを行います。
17:00 ルートチェック
翌日のヘルパーさんの訪問先などを確認し、無理や無駄がないか確認。利用者様の状態の変化などを連絡し、滞りなくサービスを提供できるように手配をします。
18:00 帰社
この日は結局1時間の残業となりましたが、大体は毎日こんな感じの勤務となっています。
月初には、利用料金の集金や訪問介護のサービス実績記録の配布で居宅介護事業所を訪問するなどといった仕事もあります。
サービス担当者会議などが間に入ることもあり、時間に変更などあることもあります。
利用者様の家族が夜でしか在宅ではない時など、サービス担当者会議が夜間に行われることもあり、帰宅が遅くなることもあります。
介護職の就職実情
こんにちわ。
訪問介護事業所にてサービス提供責任者として働くアラフォー男性〈まめ〉です。
今日は介護職の就職実情についてお話しした
いと思います。
2025年問題。
現段階で介護職員の数は190万人
現在の就職率や離職率をもとに推定した2025年の介護職員数は211万人にとどまると推定されています。
2025年に必要とされている介護職員の総数が245万人と言われていますので相当な人数が不足している状態となっています。
福祉・介護業界は求職者が少ないうえに離職率が高いと言われています。
働き始めて1年目と3年目が特に離職率が高くなっています。
勤続1年未満の離職率が40.1%
勤続3年未満の離職率が33.8%を占めており、全離職者の73.9%が3年以内に退職しているそうです。
1年未満の離職となれば、考えられる理由としては
・職場の人間関係
・思っていた仕事と違う
・企業理念・経営方針に不満がある
・給料が低い
などがあると思います。
就職前にある程度のことはリサーチできることですが、職場の人間関係だけはどうしようもありません。
思っていた仕事と違うなどはよく聞く話です。
企業理念・経営方針に対する不満もよく聞く話です。
社会貢献を企業理念に挙げておきながら、ブラック企業化している事業所が多々あります。
こういった企業は実際に働いてみるまでわかりにくかったりします。
ただ打つ手がないわけでは無いです。
介護業界は施設系と居宅系のサービスがあります。
施設系の事業所(特養・老健・有料老人ホーム)などは、実際に足を運べる職場体験などを利用することもできます。
居宅系の事業所でもデイサービスやショートステイなどの事業所は職場体験を行っているところもあります。
でもわざわざ出向くのもたいへん・・・
そんな時には、ネット上にある転職サイトなどを活用し、口コミなどを確認することもできます。
また、人材不足だからこそ職場紹介会社などを利用するメリットがあります。
単独で行動するよりも、間にアドバイザーなどを挟むことにより、自分を高く評価してくれる会社を探すことができます。
自分で職場を探し入社した場合より、給料が高くなるなどのメリットもあります。
こういった業者はあやしくも思えますが、実際にはあやしいことなど無いんです。
もともと、企業側が求人を出す場合には求人広告費を支払い、媒体にて紹介していました(タウンワークなど)
求人広告費もバカにならない金額が掛かります。
尚且つ、実際に応募があるかどうかがわからないんです。
そんななか、転職サイトや紹介会社というのは、人集めを代わりにおこない、紹介した段階で、企業側から紹介料を支払ってもらう
という、方法を採用している会社が多いです。
となると、紹介会社も必死で斡旋する会社を探してくれます。しかもこちら側が多少の我がままを言ってもそれに対応してくれる企業を探してくれます。
土日は絶対に休みたい・夜勤は出来ないなどあらかじめ伝えておくことができるので、面接の際にギャップが生まれることも少ないです。
給料が安いともよく巷で言われていますが、超人手不足の業界です。
就職し、力を示せば当然、昇進のチャンスも多いです。
如何せん3年続く人間が少ないのですから。